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VPNに固定IPは必要?一人総務・一人営業が知っておきたい、テレワークのセキュリティ【2026年版】

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【初心者向け】テレワークのVPNを「固定IPアドレス」で劇的に安全にする方法 セキュリティ
この記事は約8分で読めます。
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※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

あっぽ~
あっぽ~

VPN?固定IPアドレス、難しすぎる~なんの事やらわからん?

カリン
カリン

VPNと固定IPアドレスによるセキュリティは、「家の鍵」と「指紋認証」の組み合わせに例えると非常に分かりやすいよ。

パスワードだけのVPNは、言わば「鍵穴」だけのドア。
「合鍵」さえ作られてしまえば誰でも家(社内ネットワーク)に入れてしまいます。 しかし、そこに固定IPアドレス(あなた専用のインターネットの住所)を組み合わせるのは、玄関に登録された本人の指紋でしか開かないセンサーを追加するようなもの。

鍵(パスワード)が盗まれても、登録された住所以外からは入りにくくなります。ただし、これだけで安全になるわけではありません。

専門的なIT用語がたくさん出てくると、何から手をつけていいか分からなくなってしまいますよね。

でも、難しく考える必要はありません。

この記事では、一人総務・一人営業の方に向けて、「VPN」と「固定IPアドレス」を使ったセキュリティ対策の仕組みと、固定IPが本当に必要かどうかを、例え話を交えながら分かりやすく解説します。

私は仕事で、あるアプリに接続するときに固定IPを使っています。目的は、許可した場所からだけ入れるようにするためです。その経験もふまえて、基本から整理します。

これから会社のネットワークを安全にしたいと考えている担当者様は、ぜひ参考にしてください。

出どころは、総務省と情報処理推進機構(IPA)の公式の案内です(確認日:2026年10月19日)。

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結論:固定IPは「必須」ではなく、入れる場所を絞る方法の1つ

  • 固定IPで「入れる場所」を絞ると、パスワードが盗まれたときの被害を受けにくくできます。ただし、これだけで安全になるわけではありません
  • 固定IPは必須ではありません。目的(接続元を限定したい)と、手間(IPが変わると自分も入れなくなる)で決めます
  • 総務省のガイドラインでは、パスワードの厳格な管理に加えて、多要素認証などの強力な認証手法の活用を検討することが重要とされています

1. まずは基本から!「VPN」と「IPアドレス」って何?

まずは基本から!「VPN」と「IPアドレス」って何?

セキュリティの話をする前に、まずは主役となる2つの言葉の意味を簡単に知っておきましょう。

① VPN(ブイピーエヌ)は「インターネット上の秘密のトンネル」

カフェのWi-Fiや家庭のインターネットを使って、そのまま会社のデータにアクセスするのは、ハガキを誰でも読める状態で送るようなもので危険です。

そこで「VPN」という技術を使います。VPNは、インターネットの中に「あなたの通信だけを通す、外からは見えない秘密のトンネル」を作る仕組みです。

このトンネルを通ることで、データが暗号化され、安全に会社のネットワークに入れるようになります。

② IPアドレスは「インターネット上の住所」

パソコンやスマートフォンがインターネットに繋がるとき、必ず割り当てられるのが「IPアドレス」です。

これは現実世界でいう「家の住所」のようなものです。

インターネット上の通信はすべて、「どの住所から、どの住所へデータを送ったか」という記録が残る仕組みになっています。

2. なぜ「パスワード」だけでVPNを使うのは危険なの?

「VPNで秘密のトンネルを作って、パスワードでログインしているからウチの会社は安全!」

と思っていませんか?実は、それだけでは気をつけたい状態です。

パスワードは「ただの鍵」。盗まれたら誰でも入れる

社員に配っている「ID」と「パスワード」は、会社に入るための「鍵」です。

もし、社員がフィッシング詐欺に引っかかったり、ウイルスに感染したりして、この鍵(パスワード)が悪い人に盗まれてしまったらどうなるでしょうか?

悪い人は、世界のどこからでも、あなたの会社のネットワークに入れてしまう可能性があります。

「正しい鍵を持っているのだから、本物の社員だろう」とシステムが勘違いしてしまうからです。

3. 「固定IPアドレス」を使うと、どうして安全になるの?

「固定IPアドレス」を使うと、どうして安全になるの?

そこで登場するのが、今回の大きなテーマである「固定IPアドレス」です。

一般的な家庭のインターネットやスマホのIPアドレス(住所)は、実は接続するたびにコロコロと変わる「動的IPアドレス」というものが使われています。

これは、いわば「毎日引っ越しをして住所が変わる人」のような状態です。

会社側からすると、「今日アクセスしてきたこの住所は、本当にうちの社員なのか?」を見分けることができません。

会社の入り口に「決まった住所からしか入れないルール」を作る

固定IPアドレスとは、その名の通り「ずっと変わらない、あなた専用のインターネット上の住所」のことです。

これをテレワークのセキュリティに活用します。

  1. 社員のパソコンやスマホに「固定IPアドレス(変わらない住所)」を持たせます。
  2. 会社のネットワークの入り口(ルーター)に、「この住所(固定IP)から来た通信しか、中に入れませんよ」という厳格なルールを設定します。
    (これを専門用語で「IPアドレス制限」や「IPフィルタリング」と呼びます)

鍵を盗まれても、入り口で止めやすくなります

この仕組みを作ると、万が一パスワード(鍵)が盗まれても、被害を受けにくくなります。

悪い人が海外や別の場所から会社のネットワークに入ろうとしても、「住所(IPアドレス)が登録されているものと違います」と、入り口で止めることができます(正しく設定した場合)。

ただし、固定IPだけで安全になるわけではなく、必須でもありません。必要かどうかは、目的と手間で決めましょう(このあと説明します)。

固定IPでできること・できないこと

できることできないこと
許可した住所(IP)からの接続だけを通す設定ができるパスワードや端末が盗まれる、利用者がだまされる、といった被害を、これだけで防ぐこと
知らない場所からの接続を、入り口で止めやすくなるIPアドレスの変更や設定ミスがあると、自分も入れなくなる
クラウドや管理画面に、IP制限をかけやすくなる機器の更新や、多要素認証などの対策の代わりにはならない

総務省のガイドラインでは、クラウドサービスのアクセス制御について、設定が可能であればIPアドレス制限などで強化することが挙げられています(出どころ:総務省「テレワークセキュリティガイドライン(第5版)」令和3年5月。確認日:2026年10月19日)。

VPNに固定IPは必要?向いている人・向かない人

向いているのは、次のような方です。

  • 接続を許可する場所や人を、限定したい
  • 会社のクラウドや管理画面に、IP制限をかけたい
  • 接続する場所がほぼ決まっている

向かないのは、次のようなケースです。

  • 社員が少なく、VPNと多要素認証で足りる
  • 接続する場所が毎日変わり、IPの登録・変更が大変

「必要かどうかは、目的と手間で決める」のが、いちばん現実的です。

固定IPを持たせる方法の例

固定IPを持たせる方法には、回線で固定IPをつける方法と、VPNサービスで固定IPをつける方法があります。ここでは、VPNを使って固定IPを使えるサービスの例を、広告主の案内の範囲で紹介します(確認日:2026年10月19日。最新の内容・料金は、必ず公式サイトで確認してください)。

  • マイIP(株式会社インターリンク):VPN接続で、専用の固定IPを使えるサービスと案内されています。広告主の案内では、マイIPは月額1,100円、「マイIP ソフトイーサ版」は固定IPアドレスの数に応じて月額1,320円、最大2か月の無料体験があり、契約期間の縛り・違約金はないとされています(税込・税抜は公式サイトで確認してください)
  • Glocal VPN(株式会社グローカルネット):VPNを使って固定IPアドレスを付けるサービスで、プロバイダーの変更は不要と案内されています(料金は公式サイトで確認してください)

※どちらも、私が実際に使ったものではないため、使い心地の感想は書いていません。

入り口で住所をチェックする機器(VPNルーターなど)

会社の入り口で「許可した住所か」をチェックするには、VPNに対応したルーターなどの機器を使う方法があります。機器の最新の販売状況や仕様は、メーカーの公式サイトで確認してください。設定は、メーカーの説明書にしたがって行います。

さらに気をつけたいこと(次の一手)

  • 多要素認証(ワンタイムパスワードなど)を使う:総務省のガイドラインで、強力な認証手法の活用を検討することが重要とされています
  • パスワードを厳格に管理する:使い回しをしない
  • VPN機器や設定を見直す:機器の更新や設定ミスがないかを確認する

出どころ:総務省「テレワークセキュリティガイドライン(第5版)」(令和3年5月)(総務省のテレワークセキュリティのページで、第5版が最新と記載されていることを確認。確認日:2026年10月19日)/IPA「テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」

よくある質問

VPNに固定IPは必要ですか?

必須ではありません。入れる場所を絞りたいときに役立つ方法の1つです。社員が少ない場合は、VPNと多要素認証で足りることもあります。

在宅勤務でVPNに接続するとどうなりますか?

インターネット上に通信用のトンネルを作り、会社のネットワークに安全に入れるようになります(仕組みは、この記事の最初の章で説明しました)。

テレワークでVPNが遅いのはなぜですか?

原因はいくつか考えられます(回線、VPN機器やサービスの混み具合、設定など)。使っているVPNサービスや機器の公式の案内を確認してください。

固定IPのVPNはどれがいいですか?

目的(何人で使うか、どこから接続するか)や費用で選びます。特定のサービスをおすすめすることはしません。比較するときは、料金・契約期間・無料体験・サポートを、公式サイトで確認しましょう。

まとめ

  • 固定IPは「必須」ではなく、入れる場所を絞る方法の1つ
  • これだけで安全になるわけではなく、多要素認証と、パスワードの管理もあわせて大切
  • 一人総務・一人営業の方は、まず多要素認証とパスワードの管理から、そのうえで必要なら固定IPを検討

管理画面などのIP制限の設定のしかたは、IPアドレス制限とは?管理画面を守る使いどころと戻し方で紹介しています。会社のセキュリティ全体の整理は、一人総務・一人営業の「これだけやればOK」チェックリストも参考にしてください。

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